★TOP > 近視 > 近視と老眼

近視と老眼について

 
近視と老眼は違う?

日本人に多い視力の不具合といえば、圧倒的に近視と老眼でしょう。

老眼(二十代頃から徐々に始まっていて、四十代から六十代頃に自覚するといわれています)は年齢とともに進み、誰でも必ず起こる現象です。

ですから、高齢化社会の日本では、老眼率も大変高いと言えます。

同様に、日本人に近視が多いと言う物は世界的にも知られていますよね。

昭和時代にアメリカで定着した「日本人=勤勉・メガネ
というイメージは、あまりにも有名ですね。

近年では、圧倒的にコンタクトレンズの人が多いため、メガネをしている人は減っているようですが、近視率は逆に、増加していると言えます。

近視も老眼も、日本においてはその疾病率が大変高いというものは同じですが、その症状や原因は全く違います。

近視は近くのものに焦点が合い、遠くの物がぼやけてしまう症状で、
子供の頃に発症することが多いことで知られているのです。

それに対して、老眼は近くのものに焦点が合わせづらくなる症状です。

老化によって眼球の筋力が衰えて、焦点が合わせられなくなる症状で、
一般的には40才代くらいから発症する方が多いようです。

また、老眼になると近眼が治るかというと、決してそういう事はありません。

老眼になっても近視は直らず、遠くの物がよく見えるようになるという事もありません。

このため、「遠近両用メガネ」という物が存在するんです。

本を読むなど近くを見るときは視線を落とすことが多いので、メガネの半分から下は老眼用レンズ、上半分は遠くを見るための近眼用レンズとなっています。

近くのものがみえづらくなってきたら、それは老眼かもしれません・・・。